今まで夏はヤマハのYJ-5II ZENITH、寒い時期になるとSHOEIのZ-6を使っていました。
今までのネイキッドのバイクではあまり感じなかったのですが運転姿勢が立っているため
日差しが非常に眩しいためバイザー付きのヘルメットが欲しくなり色々調べこのヘルメットを
購入しました。
アライのホームページでは写真写りが悪く暗い色に見えましたが実物は大変綺麗です。
白い部分も黒い部分もラメが入っていてキラキラしています。
また中央のグレーに見える部分は見る角度により色が変わります。

感想

・シールド

シールドはやはり多少歪みます。度の弱い遠近両用メガネ程度です。遠くを見ていると
あまり感じませんが近くばかりを見ていると違和感を感じます。
走行中のすり抜けやりませんが信号停止中の車の間をすり抜けるとき遠近感がわかり難く
怖いです。
また大渋滞で車の前に出られず少し前進して止まるような時は近くばかりを見るので視界の
歪みで平衡感覚が狂いうまく走れません。その場合シールドを上げてます。

・視界

視界は下左右ともにオン用フルフェイスより広いです。車線変更時の安全確認がオープン
フェイス並に楽です。視線を変えるだけでメーターも見えます。

・ベンチレーション

ベンチレーションはSHOEIのZ-6より良く感じます。30km/h以上出ていると頭に風が通るのを
感じます。特に走行中の口元は空気が入るのがわかり快適です。しかし停止時はZ-6より息苦
しいです。

・フィット感

Z-6は20年以上ぶりのフルフェイスだったので昔の感覚でかぶる時の楽さでXLにしたのですが
実際に走るとゆるゆるで高速でスピードを出すとヘルメットが上下左右にぶれたので今回は
Lにしました。SHOEIのLもかぶったのですがこめかみ辺りがきつく感じARAIにしましたが
頭の形が合っていないのか1時間程度走るとおでこの左上が痛くなってきます。
ハンカチを折りたたみ頭頂部に入れると解消されます。

・眼鏡

夜走るとき遠近両用眼鏡をかけています。眼鏡のかけ難さはZ-6もツアークロスも同じで
ツルが耳と頭の間に入り辛いです。完全にかぶる前にかければうまく入ります。
その後が違います。
遠近両用眼鏡を使っている人はわかると思いますが遠近両用眼鏡はレンズの上の部分が遠く
が見やすいです。バイクや車の運転中は遠くを見ることを重視して眼鏡を少し下げてかけます。
Z-6は眼鏡のノーズパッドが鼻から浮いてしまい安定しません。ツアークロスは眼鏡をどの
位置にしても安定します。SHOEIのフルフェイスを使っている人も同じことを言っていました。
ARAIとSHOEIの違いかもしれません。

・バイザー

バイザーは日差しを遮ってくれて快適です。目が疲れなくなりました。
まだ80km/h程度しか出していませんが進路変更で確認のため横を向いても特に煽られる
ことはありませんでした。
風きり音は多少出ますが気になるほどではないです。

・重さ

手に持つと軽く感じませんがかぶるとなぜか軽く感じます。

・その他

付属品の布袋だけはSHOEIやZENITHのほうが全然良いです。ARAIのはただの巾着袋です。
ヘルメットの保管は結構邪魔なので壁に布袋をぶら下げて保管しています。
SHOEI、ZENITHの布袋は壁にかけたまま出し入れできますがARAIの布袋はそういうことは
出来ません。

布袋