HONDA CB250N
1980年2月~1981年10月 HONDA(ホンダ) CB250N
高校3年の時、原付免許を取りバイクが面白そうに思い卒業直前に中型免許を取り新車を購入しました。
それまで興味が無かったわけではありませんが定期的にアルバイトをしていなかったので金銭的にバイクを所有することは無理でした。
卒業後アルバイトをするつもりだったのでローンで購入しました。
このバイクを選んだ理由はバイク雑誌に載っていた写真が物凄くカッコ良く見えたからです。デザインだけで決めました。
初めてのエンジン付きの乗り物でスペックは考えないというかわかりません。少しわかってきたとき大変後悔しました。
当時多かった400のバイクを250にしたいわゆるお下がりモデルです。とにかく遅いバイクです。しかも兄貴分のホークⅢ(CB400N)よりホイールが鉄のせいで1Kg重いんです。
もし今の知識があればスズキのRG250E、ヤマハRD250、カワサキKH250、Z250FTを選んだと思います。ホンダのCB250RSはまだ発売されていませんでした。
遅いだけではなくカムが大変弱かったです。私の場合、真夏に奥多摩湖に行き全開で走っていたらエンジンから変な音が出始め速度を落としてもだんだん音が大きくなり帰宅後すぐにバイク屋に持っていきました。
原因はカムかじりで交換したカムを見ると鉄やすりで削ったような状態でした。
修理後もタペット音が気になりタペットのない2サイクルのRZ250に乗り換えました。
当時この系統のエンジンを積んだホークⅡやCM400が大きなタペット音を出して走っているのを良く見かけました。
なんだかんだ言っても初めてのバイクで楽しくて1年目の夏は一般道で京都、2年目の夏は
北海道と1年半で20,000Km以上乗りました。
初心者には最適なバイクだったと思います。
最高速は伏せて5速10,000rpmで135、6速にしても回転が下がり同じ135でした。
私のはアップハンドルです。
(後でセミフラットハンドルに交換)
良い点
・ポジションが楽
・フラットなトルク特性で力はないが良く回り振動のないエンジン
悪い点(あくまで主観です)
・遅い
・バンク角が浅い。すぐにステップを擦ってしまう。
・剛性が低い。60~80Km/hで巡航時、一定周期に左右にぶれる
400(ホークⅢ)とエンジン、ホイール以外同じなのに不思議です
スペック
全長×全幅×全高(mm) | 2,100×820(740)×1,115(1,085) |
ホイールベース(mm) | 1,395 |
整備重量(kg) | 185 |
乾燥重量(kg) | 172 |
燃料消費率(km/L) | 40.0(50km/h 定地走行テスト値) |
エンジン種類 | 空冷4ストロークOHC2気筒 |
総排気量(cm3) | 249 |
内径×行程(mm) | 62.0×41.4 |
圧縮比 | 9.4 |
最高出力 | 26PS/10,000rpm |
最大トルク | 2.0kg-m/8,500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター式 |
燃料タンク容量(L) | 14 |
変速機形式 | 6速リターン |
ブレーキ形式 前 | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ形式 後 | 機械式リーディングトレーリング |
タイヤサイズ 前 | 3.60S18-4PR |
タイヤサイズ 後 | 4.10S18-4PR |
( )内はアップハンドル